ブースター接種による免疫寛容「IgG4抗体の増加」

ブースター接種による免疫寛容「IgG4抗体の増加」

ブースター接種による免疫寛容「IgG4抗体の増加」

【この記事のまとめ】
mRNAワクチン接種を繰り返すと、高い IgG4 レベルが誘導されます。

このIgG4抗体は、IgG3 抗体の Fc 領域が細胞傷害性 T 細胞にある受容体に結合するのを阻害し、その活性化をブロックするため、感染細胞は破壊されません。

ブースター接種により、高レベルの IgG4 の産生に切り替わり、免疫応答が損なわれています。

このワクチン誘発性の免疫抑制の状況下で、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の再感染に苦しむ感受性のある患者では、SARS-CoV2の病状が悪化する可能性があります。

重症の COVID-19 で亡くなった患者は、回復した患者よりも IgG4 レベルが高かったことが実証されています。

令和4年(2022年)の人口動態統計の結果では、ブースター接種を行った令和4年(2022年)は、新型コロナウイルス感染症の死亡数が47,635人となって、前年より3倍近く増加しています。

 

日本政府が公表しているデータによると、現在までに国民の約80%がmRNAワクチンの2回目を接種し、約69%が3回目接種をしています。

また65歳以上の高齢者に関しては、90%以上が3回目接種をしている状況です。

mRNAワクチンによってもたらされる免疫は、急速に弱まるためワクチンの能力に疑問が持たれています。

また、mRNAワクチンのブースター接種が行われた令和4年(2022年)の新型コロナウイルス感染症の死亡者数は、前年より3倍近く増加しています。

 

 

IgG4 Antibodies Induced by Repeated Vaccination May Generate Immune Tolerance to the SARS-CoV-2 Spike Protein

Vaccines (Basel). 2023 May 17;11(5):991. doi: 10.3390/vaccines11050991

IgG4抗体の特徴

ブースター接種による免疫寛容「IgG4抗体の増加」

 

ヒト免疫グロブリン G (IgG)は、IgG1、IgG2、IgG3、およびIgG4の4 つのサブカテゴリーに分類されます。

最も一般的なサブクラスである IgG1 のレベルは 5 ~ 12 mg/mLの間で変動しますが、 IgG4 は平均値 0.35 ~ 0.51 mg/mL で血清中に検出されます。

IgG4 は、補体系の活性化や抗体の使用を通じて感染細胞を破壊する能力など、その異常な生物学的特性とエフェクター機能の欠損により、異常な抗体と呼ばれてきました。

 

ブースター接種による免疫寛容「IgG4抗体の増加」

IgG4 抗体は特徴的な構造を持っています。

2 つの重鎖と 2 つの軽鎖で IgG4 抗体が構成されます。

1 つの IgG4 分子の Fc フラグメントは、別の IgG4 分子の Fc フラグメントと反応す​​ることができます。

Fab アーム交換により半分子が交換されると、IgG4 は 2 つの異なる特異性を組み合わせて、固有の分子 (二重特異性抗体)を作ります。

その結果、他の IgG サブクラスとは異なり、 IgG4 抗体は抗原と免疫学的複合体を形成できません

つまり、補体系と免疫エフェクター細胞の作用を刺激できないため、炎症性の免疫反応を引き起こしません。

 

IgG4抗体による免疫寛容

ブースター接種による免疫寛容「IgG4抗体の増加」

 

最初の 2 回の mRNA ワクチン投与の直後に、炎症促進性サブクラス IgG1 および IgG3 が IgG 応答を支配します。

3回目のmRNAワクチンによって、スパイクタンパク質に対して生成されたすべての IgG 抗体のうち、IgG4 が最も顕著に増加します。

 

mRNAワクチンのブースター接種による IgG4 抗体の増加については、関連記事をご参照ください ↓

新型コロナワクチン(mRNAワクチン)による免疫低下の懸念

 

3回目のmRNAワクチン接種後の IgG4 レベルの上昇は、免疫の過剰反応(サイトカインストーム)や重篤な段階への進行を防ぐ寛容機構を反映している可能性があります。

しかし、この免疫反応の悪化は若くて健康な人には起こらず、遺伝的感受性のある高齢の患者と併存疾患のある患者でのみ記録されています。

 

ブースター接種による免疫寛容「IgG4抗体の増加」

ワクチン接種によって誘導される効果的な体液性応答は、高濃度の IgG3 の合成で構成されます。

IgG3 抗体は、その可変領域を介して感染細胞の膜に露出したウイルス抗原に結合します。

この抗体には、細胞傷害性 T 細胞および他の免疫細胞の受容体によって認識される定常領域 (Fc)があります。

細胞傷害性 T 細胞が活性化され、感染した細胞を破壊する化学物質を放出します。

 

ワクチン接種を繰り返すと、高い IgG4 レベルが誘導されます。

この抗体は、IgG3 抗体の Fc 領域が細胞傷害性 T 細胞にある受容体に結合するのを阻害し、その活性化をブロックするため、感染細胞は破壊されません。

ブースター接種を繰り返すと、高レベルの IgG4 の産生に切り替わり、免疫応答が損なわれます。

このワクチン誘発性の免疫抑制の状況下で、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の再感染に苦しむ感受性のある患者では、SARS-CoV2の病状が悪化する可能性があります。

重症の COVID-19 で亡くなった患者は、回復した患者よりも IgG4 レベルが高かったことが実証されています。

さらに、IgG4レベルは、新型コロナウイルス感染症関連死亡率の既知の決定因子であるIL-6レベルと相関していました。

 

初回免疫のmRNAワクチンが IgG4 抗体誘導の原因になっています。詳しくは関連記事をご参照ください ↓

mRNAワクチンによる初回免疫が IgG4 抗体誘導の原因

令和4年(2022年)の人口動態統計

ブースター接種による免疫寛容「IgG4抗体の増加」

令和4年(2022)人口動態統計月報年計(概数)の概況

令和4年(2022年)の人口動態統計の結果が、令和5年6月2日に発表されています。

 

ブースター接種による免疫寛容「IgG4抗体の増加」

令和4年(2022年)の死亡数は 156 万 8961 人で、前年の 143 万 9856 人より 12 万 9105 人増加し、死亡率(人口千対)は 12.9 で、前年の 11.7 より上昇しています。

コロナ禍の令和2年(2020年)の死亡数は137万2755人で、mRNAワクチン接種を開始した令和3年(2021年)の死亡数は143万9856人で、前年より約6万7千人増加しました。

mRNAワクチンのブースター接種が行われた令和4年(2022年)の死亡数は156万8961人で、前年より約12万9千人増加する結果となり、さらに急上昇する結果となっています。

 

ブースター接種による免疫寛容「IgG4抗体の増加」

ブースター接種による免疫寛容「IgG4抗体の増加」

令和4年(2022年)死亡総数 1,568,961人

死因順位の1位は悪性新生物(腫瘍)で、死亡数385,787人(全死亡者に占める割合24.6%)

2位は心疾患(高血圧を除く)で、死亡数232,879人(全死亡者に占める割合14.8%)

3位は老衰で、死亡数179,524人(全死亡者に占める割合11.4%)

参考までに、肺炎は死亡数74,002人(全死亡者に占める割合4.7%)、新型コロナウイルス感染症での死亡数47,635人(全死亡者に占める割合3.0%)となっています。

 

ブースター接種を行った令和4年(2022年)は、新型コロナウイルス感染症の死亡数が47,635人となって、前年(令和3年)の16,784人より3倍近く増加しています。

 

スパイクタンパク質の蓄積と病原性については、関連記事をご参照ください ↓

「スパイクタンパク質」コロナ後遺症とワクチン後遺症

まとめ

ブースター接種による免疫寛容「IgG4抗体の増加」

 

ヒト免疫グロブリン G (IgG)は、IgG1、IgG2、IgG3、および IgG4の4 つのサブカテゴリーに分類されます。

ワクチン接種によって誘導される効果的な体液性応答は、高濃度の IgG3 の合成で構成されます。

ワクチン接種を繰り返すと、高い IgG4 レベルが誘導されます。

このIgG4抗体は、IgG3 抗体の Fc 領域が細胞傷害性 T 細胞にある受容体に結合するのを阻害し、その活性化をブロックするため、感染細胞は破壊されません。

ブースター接種により、高レベルの IgG4 の産生に切り替わり、免疫応答が損なわれています。

このワクチン誘発性の免疫抑制の状況下で、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の再感染に苦しむ感受性のある患者では、SARS-CoV-2 の病状が悪化する可能性があります。

重症の COVID-19 で亡くなった患者は、回復した患者よりも IgG4 レベルが高かったことが実証されています。

 

令和4年(2022年)の人口動態統計の結果では、ブースター接種を行った令和4年(2022年)は、新型コロナウイルス感染症の死亡数が47,635人となって、前年より3倍近く増加しています。

 

 

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