新型コロナワクチン(mRNAワクチン)による免疫低下の懸念

新型コロナワクチン(mRNAワクチン)による免疫低下の懸念

新型コロナワクチン(mRNAワクチン)による免疫低下の懸念

【この記事のまとめ】
スウェーデンのコホート研究では、COVID-19ワクチン2回接種して8ヵ月後には、ワクチン未接種者より免疫機能が低くなることを示しました。

免疫力の低下は、N1-メチルプソイドウリジン、スパイクタンパク質、脂質ナノ粒子、抗体依存性感染増強など、いくつかの要因によって引き起こされる可能性があります。

繰り返される3回目のmRNAワクチン接種によって、高レベルの中和SARS-CoV-2-抗体が誘発され、その液性免疫によって有効性を示すと考えられています。

炎症性 IgG1 抗体の増加により免疫反応の強化を行う効果は期待できますが、自然感染ではみられない非炎症性 IgG4 の顕著な増加がみられる現象が引き起こされています。

繰り返される追加接種(ブースター接種)によって免疫機能が抑制される懸念があります。

 

ワンチン2回接種後の免疫低下の懸念

新型コロナワクチン(mRNAワクチン)による免疫低下の懸念

 

コミナティ筋注(ファイザー社 COVID-19ワクチン)の臨床試験での有効性は、2回目投与から中央値2ヵ月でのワクチン効果を示しただけです。

その後、6ヵ月の観察期間を追跡したのは、わずか7%程度の被験者のみでした。

つまり実質的には2ヵ月という短期間でしか、臨床試験でワクチン効果の有効性は確認できていません。

 

コミナティ筋注(ファイザー社 COVID-19ワクチン)の6ヵ月の有効性については、関連記事をご参照ください ↓

コミナティ筋注(ファイザー社 COVID-19ワクチン)6ヵ月の有効性について

 

スウェーデンの全人口を対象に、ワクチン接種後最初の9か月間の感染、入院、死亡のリスクに対するCOVID-19ワクチン接種の有効性を調査したコホート研究があります。

Risk of infection, hospitalisation, and death up to 9 months after a second dose of COVID-19 vaccine: a retrospective, total population cohort study in Sweden

Lancet. 2022 Feb 26;399(10327):814-823. doi: 10.1016/S0140-6736(22)00089-7.

 

2020年12月28日から2021年10月4日までの間 、最大9ヵ月のフォローアップ

n=1,685,948(ワクチン2回投与群=842 974人、ワクチン未接種群=842,974人)

ワクチンの2回投与に関連するワクチン有効性は15〜30日でピークに達し、31〜60日でわずかに低下しました。そこから衰退はより顕著になり、211日目以降、検出可能なワクチン有効性は残っていませんでした。

気になる点は、COVID-19ワクチンを2回投与してから8ヵ月後のワクチン接種を受けた個人の免疫機能が、ワクチン接種を受けていない個人の免疫機能よりも低いことを示しました

新型コロナワクチン(mRNAワクチン)による免疫低下の懸念

 

国内のワクチン接種歴別の新規陽性者数は、ワクチン2回接種者は未接種者より感染しやすくなる傾向にあります。

ワクチン接種を行なったら、2回接種で止めるのではなく、3回目、4回目とブースター接種を続けていかないと、感染予防効果が未接種者よりも悪くなってしまうのです。

ワクチン接種歴別の国内の感染者の動向については、関連記事をご参照ください ↓

「新型コロナワクチン」本当に有効なのか?

 

COVID-19ワクチンが免疫応答に悪影響を与える可能性があり、COVID-19ワクチン接種は、重症患者の感染症の主要な危険因子であると発表した論文があります。

岡村記念病院静脈瘤センター心臓血管外科の山本健司先生です。

Adverse effects of COVID-19 vaccines and measures to prevent them

Virol J.2022 Jun 5;19(1):100. doi: 10.1186/s12985-022-01831-0.

 

免疫力の低下は、N1-メチルプソイドウリジン、スパイクタンパク質、脂質ナノ粒子、抗体依存性感染増強、および元の抗原刺激などのいくつかの要因によって引き起こされる可能性があります。

N1-メチルプソイドウリジンが遺伝暗号のウラシルの代わりに使用されます。修飾タンパク質は制御性T細胞の活性化を誘導し、細胞性免疫を低下させる可能性があります。

スパイクタンパク質は、mRNAワクチンの投与後すぐに崩壊することはありません。エクソソームに存在するスパイクタンパク質は、4か月以上にわたって体中を循環します。

さらに in vivo研究では、脂質ナノ粒子(LNP)が肝臓、脾臓、副腎、卵巣に蓄積し、LNPにカプセル化されたmRNAは非常に炎症性であることが示されています。

抗体依存性感染増強が起こる可能性があります。感染増強抗体は、感染の予防における中和抗体の効果を弱めてしまいます。

いくつかの研究では、COVID-19ワクチンと帯状疱疹を引き起こすウイルスの再活性化との関連を示唆しています。

ワクチン後天性免疫不全症候群と呼ばれることもあります。

 

抗体依存性感染増強(ADE)については、関連記事をご参照ください ↓

新型コロナウイルス変異株 抗体依存性感染増強(ADE)の懸念

mRNAワクチンの追加接種後の免疫抑制の懸念

新型コロナワクチン(mRNAワクチン)による免疫低下の懸念

ドイツの研究チームが発表したプレプリント

Class switch towards non-inflammatory IgG isotypes after repeated SARS-CoV-2 mRNA vaccination

doi: https://doi.org/10.1101/2022.07.05.22277189

 

繰り返されるmRNAワクチン接種によって、高レベルの中和SARS-CoV-2-抗体が誘発され、その液性免疫によって有効性を示すと考えられています。

追加接種(ブースター)接種の有効性については、関連記事をご参照ください ↓

コミナティ筋注 追加接種(ブースター接種)の有効性

 

本研究では、最初のワクチン接種後少なくとも8か月間、2回または3回のコミナティ筋注のワクチン接種を受けたボランティアの抗体反応を縦断的に追跡しています。

2回目の免疫化の5〜7ヵ月後に収集された血清サンプルの約半分で、検出可能なレベルの IgG4 抗体が見つかりました。

3回目の免疫化後、IgG1 の量は再び上昇し、2回目のワクチン接種の直後に測定されたレベルに達しました。

ほぼすべてのワクチン接種者において、追加免疫後に IgG4 抗体レベルの顕著な増加が観察されました。

3回目の追加接種で、IgG4抗体が増幅されるという結果が得られたのです。

 

新型コロナワクチン(mRNAワクチン)による免疫低下の懸念

 

 

1回目または2回目のmRNAワクチン投与直後、IgG応答は主に炎症誘発性 IgG1 および IgG3で構成されています。

これがマクロファージなどを遊走させる炎症性の抗体反応を起こして、有効性を示すと考えられています。

2回目のワクチン接種の数ヵ月後、SARS-CoV-2特異的抗体が、非炎症性 IgG2および IgG4 が増えています。

さらに3回目のmRNAワクチンのブースター接種によって、顕著に増幅される結果となりました。

つまり炎症性の免疫反応を引き起こさない、非炎症性 IgG4 の増加を引き起こす結果となりました。

自然感染後のSARS-CoV-2特異的 IgG4 の誘導に関する報告はほとんどありません。

抗ウイルス IgG4 抗体の誘導は、非常に珍しい現象であり、その免疫機能的後遺症についての懸念が残ります。

 

まとめ

新型コロナワクチン(mRNAワクチン)による免疫低下の懸念

 

スウェーデンのコホート研究では、COVID-19ワクチン2回接種して8ヵ月後には、ワクチン未接種者より免疫機能が低くなることを示しました。

免疫力の低下は、N1-メチルプソイドウリジン、スパイクタンパク質、脂質ナノ粒子、抗体依存性感染増強など、いくつかの要因によって引き起こされる可能性があります。

繰り返される3回目のmRNAワクチン接種によって、高レベルの中和SARS-CoV-2-抗体が誘発され、その液性免疫によって有効性を示すと考えられています。

炎症性 IgG1 抗体の増加により免疫反応の強化を行う効果は期待できますが、自然感染ではみられない非炎症性 IgG4 の顕著な増加がみられる現象が引き起こされています。

繰り返される追加接種(ブースター接種)によって免疫機能が抑制される懸念があります。

 

 

自然免疫とミトコンドリア代謝については、関連記事をご参照ください ↓

自然免疫とミトコンドリア代謝

 

新型コロナワクチン(mRNAワクチン)による免疫低下の懸念